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映画観てきた。

最近、原稿もあって映画は自粛してたんだけど、いっそ気分転換にと『告白』観に行って来た。タイトルと話の触りだけしか知らなかったんで何でR15?って思ってたんだけど…いやーすんげーR15だったよ!!(><)けどイマドキの中高生にこそぜひ観て欲しい作品でした;;

気分転換になったのか?って感じの内容だったけども、確かに時間忘れてどっぷりだったんでそーいう意味じゃ気分転換になったのかも。(笑)面白い映画は日常生活のことなんてすっかり忘れられるから大好き。以下はネタバレ感想。長いです^^




R指定といえばエロいのしか結びつかなかった自分だけど(笑)映画をよく観るようになって、残酷な描写を含むってのがメインなんだなと思い知った。直接的な描写は避けてたとは云え、撮り方でほんとこれだけ怖くなるもんなんだな…。冷蔵庫に入ったバラバラ死体の一部とか。ひとつの事件をそれぞれメインの登場人物の目線になって話が独立してるんだけど、ものすごく巧妙にちゃんと繋がってて本当に面白かった!最後まで飽きる事のない作品。原作読みたい!って凄く思った。っていうかこんだけ見応えある映画を観ると、全部もっていかれちゃうんで抜け出すのに一苦労する…。終わり方も『遠くでサイレンが鳴って警察が駆けつけて逮捕して終わる』のがスタンダードというか、あたしごときが考え付く最後なのだけど、まさかの森口先生の登場。暗転後の最後の一言が物凄く印象深くて。不気味な感じがもうマジインパクト大。こういう終わり方、大好きだよ…^^


松たか子はお嬢様な感じの女優さんだなってイメージだったけど(演技はほとんど見たことがなかった)内なる狂気を演じるのが凄くお上手でびっくり。そういえばブレイブストーリーでもワタル役が意外とお上手でびっくりしたっけ。(笑) 見た目とギャップがあるってのもよかったんだと思う。あんな清楚な感じの人が実は…、っていう裏切られる展開がすんごい好みなもんで。(笑)

冒頭は松たかこ演じる森口先生のHR。生徒が騒いで誰一人まともに聞いてない中、延々と淡々とした口調で、彼女は『告白』する。『娘を殺した犯人がこの中にいる』と。推理モノ?と思ったんだけど、あっさり犯人が割れて、あれれ?もう終わりかと思ったのもつかの間。そっからの話が深いの何の。どんどん惹きこまれていった。以降、事件に関わった生徒達目線の『告白』が始まる。生徒を演じた少年少女も上手くて…びっくり!

今まで観たどの作品もすごくいいなと思うのはやっぱり演出が素晴らしいの一言に尽きる。今回もカーブミラーが凄く効果的に使われてました。熱血先生も生徒たちも、あーこういうのいるいる!と思うくらいリアル。

どんなものでも『命』の重さに代わりは無い、とあたしたちは学んできたしそれに何の疑いもなくそうだと思ってきた。だけど本当にそれがわかってるのか?という疑問が沸いて来る。身近な人や大事な人が死んでしまったら、そりゃもう涙が枯れ果てて精神的にもボロボロになるだろうけど、自分と関わりの無い人が死んでしまっても、当たり前だけどそれほど感じるものはない。ニュースで事件を間接的に知って、その時は悲しいとか辛い気持ちにはなっても、ぶっちゃけそれで生活に支障が出るほどじゃない。あくまで第3者。そういうのがリアルに描写されてたっていうか。わかりにくくてすみません;;云いたい事云うの難しいなぁ…(><)

愛するものに自分を否定されてしまうと、己の命の重さがわからなくなる、というのも切なかった。自分を捨てた母親の愛情が欲しかっただけの少年を狂気に駆り立てたものは、実際の事件の犯人の心理と共通するものがある。何度も登場する逆周りの時計が彼の全てだったのかもしれない。

息子を溺愛する母親の悲惨な最期とか、『死』の恐怖と向き合って心が壊れてしまう少年の心理とか。他所に助けを求めないで内に篭っちゃうと問題が堂々巡り&悪化するのに、当の本人にはそれに気づかない…。でも絶対当事者ってそんなもんだと思う。そんな冷静に第3者の眼で現状を把握なんてできやしないでしょ。だからいつも取り返しがつかなくなるまで露見しない。

ファミレスでは先生を最後まで信じたい生徒と面と向かってきっぱりと否定する先生。そこには偽善なんて生易しいものはない。何の罪もない幼い娘を殺された、ただその復讐のために先生としての立場をも利用する。だけど森口先生が帰り道でひとり号泣したのは人間としての葛藤かもしれない。ひとしきり泣いた後、涙をぬぐって彼女は云った―――『馬鹿馬鹿しい』。何が『馬鹿馬鹿しい』ことだったんだろう。涙を流した事だったんだろうか。

『先生として更正させてあげる』。言葉とは裏腹のそこに含まれるいろんな感情が携帯電話の向こうから聞える、そこがもう怖さ倍増。(><) つまらない個人的理由で(殺した生徒にとってはつまらないなどとは思わなかっただろうけど)子供を殺した生徒にとってはまったく救いの無い話で、復讐をしてもなお足りないだろう森口先生のひとり勝ち。けど彼女の心には永遠に平穏なんて訪れないだろうと思う。生徒に復讐しても娘は戻らない。でもね、どっちにしろ救われないのに、そうせずにはいられなかったという気持ちはわかるなぁ…;;

『法に守られた子供だから何をしても罰せられない』との歪んだ解釈も、言葉で見ればまったく真実その通り。だからといって誰もがやりたい放題してしまえば社会的秩序がなくなる。それをしっかり教えるのも大人の役目なんだよね…。時間軸も前後して語り手も視点によってそれぞれ変わるのだけど、混乱する事もまったくなく上手く纏めてありました^^

音楽もピアノとか却って怖いって…(笑)エンドマークの合間はそれは綺麗な空と流れる雲の映像で、話の内容とのギャップがここでもお見事。残酷な話だったけど映像がすごく綺麗で中途半端に生温いモノがなく、一貫した創り方が却って爽快だった。こんだけ無駄のない映像は久しぶりかもしれない。人の心の闇に真正面からぶつかった作品だと思う。綺麗ごとで終わらせられるとここまで考えることはなかったかもしんないなー。

しっかし惨殺されたのがあたしと同じHNだったってのが何とも…寝覚め悪ー;;前回は本名だったしなー。何?何かあるのか?自分に。(笑)





[ 2010/06/25 01:09 ] 感想 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

美月

  • Author:美月
  • 【鋼の錬金術師】エドにマジ惚れ。寝ても覚めてもエド!CPはロイエド萌えv
    ノーマルは受付ません。根っからの♂×♂好き。


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